セキュリティドライバーとも呼ばれている警護運転サービス。平常時は車の運転、危険な状況など有事の際は警護を行うサービスです。ハイヤー運転手のスキルとあわせて、身辺警護やボディガードのスキルも持っている人が従事します。他の役員運転手とどのような違いがあるのでしょうか?警護運転手の特徴や具体的なサービス内容について紹介します。
警護運転手は、「専属運転手」と「身辺警護」という2つのサービスを提供します。2種類の非日常的なサービスの組み合わせのため、サービス料金は高額です。個人からの依頼はほとんどありません。一般個人からの依頼は何か特別な事情がある場合に稀にありますが、ほとんどが法人など大きな組織からの依頼です。車での移動がメインで運転手が必要な法人役員にとっては、警護も兼ねたドライバーには大きなメリットがあります。
警備運転手が行うサービスに、明確な決まりはありません。対応可能な内容であれば、リクエストに応えるケースが多いです。ただし、サービスが増えて警護が疎かになるようでは意味がありません。また、利用者の仕事やプライベートへどの程度介入するかなど、事前に協議した上で、提供するサービス範囲を決定します。
運転手はスケジュールを把握しておく必要があるため、「秘書業務を兼任してもらえないか?」と思うかもしれません。しかし秘書業務はボリュームが多く、運転手はスケジュール調整等のプロではないことから、秘書業務は専任の秘書が行い、警護運転手はスケジュール管理を行うことになるのが一般的です。
警護運転手は、警護のプロでもありますが、運転のプロでもあります。警護のプロは運転スキルが高い傾向があり、同乗者が快適に過ごせる運転が可能です。運転技術に不満を感じることはないでしょう。
専業の運転手と差が生じるとすれば、頭に入っているルートの数です。運転だけを行っているベテラン運転手は、目的地に着くためのルートをいくつも知っていたり、時間帯による混雑状況を知っていたりします。そのようなベテラン運転手と比べると知識に差が出るかもしれません。
警護運転手の料金は、一般の運転手の1.2~1.5倍程度が一般的です。コスパが良いかどうかは、「コスト差よりメリットが大きいか?」との視点で考える必要があります。身辺警護の必要性が高くない人にとっては、一般の運転手で十分必要なサービスを受けられるためコスパの悪いサービスとなるでしょう。しかし、犯罪のターゲットに選ばれる可能性が高く、警護と運転の2つのサービスを利用する必要がある場合、2つのサービスにそれぞれ支払うよりコスト面でメリットがあります。
警護運転手は、ドライバーとボディガードの2役を担うサービスです。専属運転手が必要な人のうち、犯罪のターゲットに選ばれる危険性がある人にとって、大きなメリットがあります。警護運転手のサービス範囲は明確に決まっていません。利用者の希望とできることを協議してサービス範囲を決定するのが一般的です。専属運転手とボディガードを組み合わせたサービスのため、専属運転手より料金は高額になります。重要な役職なら、犯罪の抑止・防止の観点で安心できるサービスです。現在の運転手サービスとのコスト差が大きくない場合は、検討してください。
役員運転手派遣の利用・乗り換えを検討しているのであれば、まずは自社での用途を洗い出しましょう。その上で重視したいポイントを明確にし、自社に合ったサービスを選ぶ事が大切です。下記のページでは、おすすめの役員運転手派遣サービス3社を紹介しているので、ぜひチェックしてください。
選定条件:
※2023年4月1日時点のGoogleで「役員運転手派遣 大阪」と検索して出てきた大阪府に事業所を持つ契約形態が請負あるいは派遣の役員運転手派遣会社20社から労務管理に対応、運行実績があるドライバーを派遣すると記載があり、事故の補償対応を行うと記載がある企業をピックアップ。以下の特徴別で選定。
東京・日本交通:日経MJ(2022年10月19日発行)で13年連続(2010年~2022年)売上No1を受賞しているタクシー・ハイヤー会社
大阪相互タクシー:1日または3時間から時間単位の利用が可能なタクシー・ハイヤー会社
国際ハイヤー:外国語対応しV.I.Pの送迎実績のあるドライバーが運行すると明記しているタクシー・ハイヤー会社