代行運転の対応範囲は？

ここでは代行運転とはどのようなことを指すのか、やれること・やってはいけないことなど対応範囲について解説しています。また主にどのような用途で利用されるのか、代行運転を依頼するメリットについてもご紹介します。

運転代行で対応していること

利用する前に知っておきたい代行運転の
ルール

運転代行サービスとは飲酒など車を運転することができなくなった利用者の代わりに依頼を受けた業者のドライバーが利用者の車を運転すること。随伴用自動車のドライバーと二人一組となりますが利用者は自分の車に同乗し、駐車場から目的地までの移動が基本です。

知人・家族の同乗や荷物の積み下ろしは可能

運転代行はタクシーではないのでできることは限られていますが、家族や知人を同乗させたり荷物の積み下ろしをすることは可能です。またガソリンスタンドに立ち寄るなど目的地以外の場所を経由することもできますが別料金になることもあるため注意が必要です。

運転代行で対応していないこと

随伴用の車に乗ることは法律で禁止されている

利用者が運転代行業者の伴走車に同乗することは、白タク行為とみなされ法律で禁止されています。したがって利用者の車がある駐車場まで伴走車に乗って移動することもできません。伴走車に乗せると道路運送法第4条第1項違反として業者は処罰の対象となります。

同乗せず車だけ目的地に移動することはできない

自分の車に同乗せず車だけ目的地まで代行運転を依頼することもできません。この行為は「陸送」に該当し、運転代行サービスから外れてしまいます。また途中で事故が発生した場合は代行運転の保険が適用されません。あくまで利用者の運転を代行するものなのです。

運転代行を依頼するメリット

運転できなくても自分と車が自宅に移動可能

運転代行のメリットは飲酒やケガなどで自分の車が運転できない状態になっても、自宅まで自分と車両の移動ができることが大きなメリットです。タクシーを利用すると後日、自車を移動する必要があるため運転代行を利用したほうが安上がりになることもあります。

まとめ

利用前にできること・できないことをチェックする

運転代行は大変便利なサービスですが、白タクではありません。法律で禁止されていることを依頼すると断られる可能性もあるので要注意です。これまで一度も利用したことがないという場合は、事前にできることとできないことを確認しておくことをおすすめします。

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